5月15日(水)から6月2日(日)まで、藝大アートプラザで「かたかたち。展」を開催いたします。
是非この機会にご高覧ください。
鋳金は金属を熔解して鋳型に流し込み求める形を得る金属の加工成形の元となる技術です。
イメージを形にして原型とし原型から鋳型をかたどり鋳造します。鋳造され金属に置き換えられた形が鋳物です。工芸では原型制作から鋳型制作、鋳造、仕上げ加工、表面処理、色あげに至る鋳物にまつわる世界を鋳金と呼んでいます。ブロンズ(青銅)や真鍮を代表とする銅合金から、アルミニウム、また金銀の貴金属、そして錫などの低融点金属から鋳鉄、鋳造ステンレス、など鋳造温度が1700℃を超えるもの迄、多様な金属が用いられ、また、伝統技法から最新の鋳造技法までが鋳金による造形表現に活用されています。
鋳金の技術は土水火金と言った根源的な材料とその変容を巧みに利用して成り立っており、それは自ら触れることにより多くの刺激と啓示を汲み取る事が出来る奥深さをたたえています。ここに展示された作品はみな作者自ら鋳型を起こし鋳造したものです。鋳金の必要要件である型と形がどのように作者のイメージを伝えているかを見ていただこうと考えました。
東京藝術大学 鋳金研究室
? ? 教授 橋本明夫
会期 | 2013年5月15日(水)-6月2日(日) |
会場 | 藝大アートプラザ |
主催 | 東京藝術大学鋳金研究室 |
出品者 | 鋳金研究室名誉教授と現教員?大学院生20名 |
出品作品 | オブジェ?花器?アクセサリーなど |
お問い合わせ | 藝大アートプラザ TEL:050-5525-2102 |