10月21日(月)から11月16日(土)まで、本学附属図書館において、高野辰之展 唱歌「ふるさと」の原点をたずねて―本館所蔵貴重資料展―を開催します。
唱歌「ふるさと」「朧月夜」「春の小川」などの作詞で知られている高野辰(1876-1947)の本領は、教授を務めた東京音楽学校での教育活動はもとより、邦楽調査に端を発した日本の歌謡?演劇研究であり、高野は明治?大正期におけるこの分野の大成者といえます。
しかし、そこから得た「日本人の歌」に対する信念や日本人の「民情」にかなった唱歌を望む気持ちゆえに、高野は自らもその成立の一端を担ってきた明治以降の唱歌や童謡に対して、厳しい視線を浴びせていくことになります。
本展ではこうした高野辰之の活動の多面性を伝えるとともに、「日本人の歌」をめぐる葛藤をも浮かび上がらせていきます。
会期 | 2013年10月21日(月)~2013年11月16日(土) 平日9:00~20:00、土曜日9:00~17:00 (日祝日休館) |
会場 | 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学附属図書館2階目録室 |
主催 | 東京藝術大学附属図書館 |
後援 | ときめき たいとうフェスタ |
観覧費 | 無料 |
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