10月31日(木)、取手校地メディア教育棟において「国際フォーラム: 現代アートにおける社会実践」を開催いたします。
東京藝術大学では、次代を担い、世界に通用する創造性豊かな新進芸術家の育成を目的に、海外の優れた指導者を招聘し、新進芸術家育成事業を行っています。今年度はグローバル世界に必須な芸術の社会実践[ソーシャルプラクティス]をおこなうアレハンドロ?ハイエーク[Alejandro Haiek]氏を招聘、公募選抜の新進芸術家6名を対象に、本学取手校地でワークショップを開催しました。
本フォーラムでは、4つのプログラムを通して、現代アートにおける社会実践の文脈を明らかにし、グローバルな今日の社会実践の事例と課題を提示、その芸術家育成に向け、大学が担う役割と課題を検証します。また、今回のワークショップの成果を「AIR ROOF and Beyond」展にて発表いたします。
基調講演:「Culture in Action」メアリー?ジェイン?ジェイコブ氏
ジェイコブ氏による1990年代のシカゴの芸術の革新的実験は、今日、社会実践として知られています。芸術の社会的行為を、建築における芸術実践の文脈に位置づけ、社会背景と伴に大学が担った役割とその活動を提示します。ジェイコブ氏は、キュレーターとして、何百にも及ぶ展覧会、特定の場所やコミュニティに根ざした事業計画、公開講座を手がけ、プロセスを共有し、アート実践と開かれた言説構築に貢献。現在シカゴ美術館付属美術大学教授、展示?展示研究統括ディレクターとして活躍しています。
特別対談では、東京都現代美術館のチーフキュレーターを務める長谷川祐子氏による今日のグローバルな社会実践の紹介につづき、今年度招聘アーティストであるアレハンドロ?ハイエーク氏による社会実践のコンセプトの紹介を通じて、本事業におけるワークショップに焦点を絞っていきます。
展示ツアーでは、アレハンドロ?ハイエーク氏と今回選抜された新進芸術家6名によるワークショップの成果である「AIR ROOF and Beyond」をご覧頂きます。
さらに、討議では東京藝術大学美術学部教員をはじめ、本事業の参加者により、本事業の学際的な取り組みや、社会実践の芸術家育成に、大学が担う役割や具体的な課題などを討議します。
日時 | 2013年10月31日(木)14:00~18:30 |
会場 | 東京藝術大学取手校地メディア教育棟 |
参加費 | 無料 |
主催 | 文化庁/東京藝術大学 |
制作 | 東京藝術大学 |
問い合わせ | 〒302-0001 茨城県取手市小文間5000番地 |