4月26日(土)から開催のCOI-T 研究成果発表「別品の祈り―法隆寺金堂壁画―」展について4月24日(木)、記者発表を行いました。記者発表は、大野玄妙氏(法隆寺管長)、菅原隆幸氏((株)JVCケンウッド部長、プロジェクトリーダー)、本学より松下副学長、本研究リーダーの宮廻社会連携センター長が出席しました。
本展覧会は、本学とJVCケンウッドなどと共同で、COI-T「『感動』を創造する芸術と科学技術による共感覚イノベーション」における社会実装の第一段階としての展覧会を開催するものであり、文部科学省及び科学技術振興機構「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM,COI-T)」の研究課題の一環としての研究成果の発表となります。
この展覧会では、1949年に焼損した法隆寺旧金堂壁画を全面原寸大で焼損前の姿に復元するとともに、最先端技術が集約されたJVCケンウッド製スーパーハイビジョン(8K)プロジェクターを用いて、法隆寺金堂をテーマとした超高精細映像表現作品を展示いたします。本学がもつ壁画複製特許技術を用いて制作することにより、東京美術学校から受け継がれてきた「伝統」に、「現代」を織り込んだ新しい模写を提示できるものと考えています。
会見場では、法隆寺大野玄妙管長の臨席を賜り、質疑応答も活発に行われました。その後、展覧会場へ移動しましたが、記者からは引き続き熱心な質問が集中したため、予定していた時間を超えての終了となりました。会期は6月22日(日)まで。