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鈴木 大地スポーツ庁長官が宮田亮平退任展「喜怒愛藝」を観賞

2016年11月25日 | イベント, 全て, 大学全般

 11月22日、鈴木 大地スポーツ庁長官が宮田亮平退任展「喜怒哀藝」を観賞しました。

 本展覧会「喜怒愛藝」は、今年3月まで10年間学長を務め、半世紀にあたる50年を藝大で過ごした宮田文化庁長官の本学での助手時代以降の作品から50点ほどの作品を展示した退任展です。

 1990年代から取り組んでいるイルカをモチーフとした、生命の躍動を感じさせる「シュプリンゲン」シリーズの大作をはじめ、鏡のように磨き上げられ、金属が流動している様をとらえた「ゲル」シリーズや、映画に登場しそうな強いまなざしのミステリアスな獣たちの「鵺(ぬえ)」シリーズなど、現在に至るまでの作風の変遷がみてとれ、また写真パネルによるパブリックアートの紹介もあり宮田長官の幅広い活躍が感じられる展覧会となりました。

 入り口でイルカの群れに迎えられると鈴木長官から感嘆の声があがり、スイマーとしての顔をのぞかせました。そして宮田長官から、ライフワークのイルカは藝大に入学するときに、故郷佐渡を離れる際に眺めたイルカの群れが原点であることが伝えられ、作品についての丁寧な解説を受けながら会場を巡りました。

 お二人は作品を観覧しながら、インスピレーションは様々なものから得ることや、作品作りにおいて様々なせめぎ合いがあり、波間は鈴木長官にとっても大切であるが、作家としても大切であるなど、楽しそうにユーモアのある対話を行っていました。また、宮田長官から作品について、皆さんに楽しんでいただけるように、わかりやすく楽しい作品を心がけていると伝えられました。鈴木長官はパブリックアートワークについて、様々な場所にある身近な作品が宮田長官の作品であると知り、アートを巡るマラソンができるのではないか、と笑顔をみせられました。

 そして、鈴木長官から2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック?パラリンピックなど、大規模な国際競技大会が連続して日本にやってくることについてのお話がでると、「スポーツの祭典」と言われるが、同時に「文化の祭典」でもある、と鈴木長官、宮田長官がともに笑顔でうなずきあい、スポーツと文化が両輪となって、観光産業をはじめとした地域の活性化を加速させたい、という想いが共にあることを確認されました。

 最後に鈴木長官は銅鑼の音に感心され、宮田亮平ワールドを楽しく堪能し、芸術?文化への理解を深めていました。

鈴木 大地スポーツ庁長官が宮田亮平退任展「喜怒愛藝」を観賞映画に出てきそうな鵺(ぬえ)について語る宮田長官(右)

鈴木 大地スポーツ庁長官が宮田亮平退任展「喜怒愛藝」を観賞水やイルカに親しみを持つ鈴木長官(右)

鈴木 大地スポーツ庁長官が宮田亮平退任展「喜怒愛藝」を観賞スポーツと