4月15日(月)、興福寺創建1300年記念 「国宝興福寺仏頭展」(大学美術館にて9月3日(火)より開催)の記者発表が行われました。約100名の報道関係者が集まる中、法相宗大本山興福寺多川俊映貫首、宮田亮平学長の挨拶に引き続き、薩摩雅登大学美術館教授より本展覧会の内容、見所などが説明されました。
本展覧会の大きな見所は、「銅像仏頭」と眷属(従者)である「十二神将像」がそろって出陳されることです。応永18年(1411)の落雷による興福寺東金堂火災で所在不明になった「仏頭」は、昭和12年(1937)に本尊台座内で発見されてからも今日まで「木造十二神将立像」とそろって並べられることはありませんでした。それが今回は、主従の600年ぶりの再会となります。併せて、本展覧会では火災で破損した頭部がどのような形状であったのか、最新のVR(ヴァーチャル?リアリティー)技術で復元を試みるほか、再建中の中金堂もVR映像で往事の姿に会場内で再現します。
本展の強力なサポーターとして、イラストレーターのみうらじゅんさんが「仏頭大使1号」、作家?クリエーターのいとうせいこうさんが「仏頭大使2号」に任命されました。会期終了まで本展を応援いただきます。現在予定している活動は、展覧会オリジナルグッズの開発、展覧会訪問記、トークショーです。活動の様子は本展公式ホームページ上に随時、掲載されます。