日本で最初のオペラが上演されてから一世紀以上経ち、新国立劇場の杮落しから15年ほどが経過した今、日本の文化の重要な部分を占めるオペラは、もはや「輸入芸術」ではありません。他方、世界のオペラ劇場?音楽祭において日本人の歌手が活躍する一方で、オペラ制作を担う要員(演出家、コレペティ、台本作家、舞台監督、照明、音響、専門的知識をもったディレクターやプロデューサー等)の育成や、この先日本で質の高いオペラを継続的に作り上げていく上で必要な総合的マネージメントに目を向けると、取り組むべき問題は山積しています。本レクチャー&シンポジウムでは、台湾で精力的にオペラ制作に携わってきた台湾国家交響楽団エグゼクティブ?ディレクターの邱瑗氏をお招きして、近年大きく発展する台湾オペラ界の現状をお話しいただいた上で、日本におけるオペラの現場に異なる専門的立ち位置から関わってきた3人の専門家と共に、これからの日本の、そしてアジアのオペラ制作のあるべき姿を探ります。
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平成26年度 文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」
――オペラにおけるアート?マネージメント人材育成事業――
レクチャー&シンポジウム「オペラ制作マネージメントの現在と未来」
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主催:東京藝術大学音楽学部
開催日:2014年10月30日(木) 開場時間:10:00
場所:東京藝術大学千住キャンパス スタジオA
(http://www.geidai.ac.jp/access/senju)
?レクチャー 「台湾オペラ制作の今」
10:30?12:00(質疑応答含む)
使用言語:英語(通訳つき)
講師:邱瑗(チョウ?ユエン、台湾国家交響楽団エグゼクティブ?ディレクター)
?シンポジウム 「オペラ制作の現在と未来:その新たな可能性」
14:00?16:00
パネリスト:邱瑗(チョウ?ユエン、台湾国家交響楽団エグゼクティブ?ディレクター)
四元俊英(新国立劇場支援業務室長)
多田羅迪夫(歌手?東京藝術大学音楽学部名誉教授)
枝川明敬(東京藝術大学大学院応用音楽学教授)
司会?進行:福中冬子(東京藝術大学音楽学部楽理科准教授)
?入場無料?要予約
?【申し込み方法】
10月24日(金)までにメールで申し込んでください。
先着順で受け付けます。申し込み多数の時にはメールにてお断りすることがありますが、ご了承ください。
件名を「オペラ制作マネージメント10月30日参加申込」とした上で、①お名前②ご所属③ご職業④連絡先(ご住所/電話番号/Emailアドレス)を下記メール?アドレスへ送信して下さい。
(お送りいただいた個人情報は、今回のシンポジウムの諸連絡等にのみ使用します。)
メール?アドレス:naruta.reina@ms.geidai.ac.jp
?【問い合わせ先】
東京藝術大学音楽学部 オペラ?アートマネージメント人材育成事業事務局
メール?アドレス:naruta.reina@ms.geidai.ac.jp